質問4
世の中にまだおしぼりが普及していないときに、カウンターとショウケースの間に10センチくらいの溝があってチョロチョロと水が流れていました。
水の下には小石があって。これで醤油やシャリが付いた手を洗っていました。50年くらい前まではこれって普通だったんですか?
若旦那からの回答
40年程前に半分に割った長い竹筒がカウンターに沿って左右に敷かれているのを知人の店で見た事があります。水道の蛇口から排水口まで緩やかな傾斜になっていてお客様の前を水がチョロチョロと流れていきます。そこで指先を洗いながら鮨を食べたそうですね。
見た目にはとても風情があって流しそうめんでもやってみたい気持ちになります。
短所もあって米粒やガリなどが詰まったり、時間が経つにつれ水垢などが付着して清掃にも手間暇かかるそうです。流れる水の上流の席のお客様はまだ良いのですが下流の席のお客様はちょっとイヤですよね。笑
毎日手入れをされて、今でも衛生的に使用されているお店もあるそうですが、近年は高級な貸しおしぼりが普及しその姿を見る事は少なくなりました。